春先に起こりやすい髪と頭皮のトラブル

春に感じる「なんとなく不調」の正体とは?

春先にボーッとしてしまうことはありませんか?
これは、冬から春への自律神経の変化が関係しています。

冬は交感神経が優位に働き、血流が主に内臓に集中するため、手足の末端には血が巡りにくくなります。
これにより、体内の熱が外に逃げにくくなり、寒さに適応できるのです。

一方、春になると副交感神経が優位になり、血流が全身に行き渡るようになります。
その結果、身体がポカポカと温まりやすくなりますが、急激な変化に適応しきれず、体調を崩しやすくなることも。
また、花粉症などのアレルギー症状も加わり、さらに不調を感じやすくなるのです。

こうした理由から、春先にボーッとしやすくなると考えられます。
季節の変わり目は、無理せず体調管理を心がけましょう。

 

ここからは、春先に起こりやすい「頭皮や髪の悩み」をご紹介します。

  1. 血行が良くなり、頭皮がムズムズする

    副交感神経の働きで血流が全身に行き渡ると、頭皮も温かさを感じやすくなります。
    そこへ髪や頭皮に付着したホコリや花粉などの汚れをそのままにしてしまうと、ムズムズとした違和感や痒みなどが発生してしまう可能性があるため、髪と頭皮を清潔にすることを心がけましょう。

     

  2. 汗やホコリが頭皮にたまり、毛穴がつまりやすくなる

    花粉や汗などの汚れが付着しやすい季節は、普段よりも高頻度でブラッシングを行いましょう。

    ブラッシングは、髪についたホコリや抜け毛を落とすだけでなく、頭皮を刺激して血行を良くし、皮脂の分泌を促して髪に行きわたらせ、頭皮の余分な角質を落とす効果があります。
     

  3. 紫外線が悪影響を与える

    紫外線は、髪のキューティクルを傷つけて乾燥や枝毛を引き起こし、頭皮の老化を進めて抜け毛の原因となるほか、メラニンを分解して髪の色を変えてしまうため、ダメージを防ぐ対策が必要です。
    外に出るときは、帽子を被ったり日傘をさすのも効果的です。

  4. ストレスによるダメージ

    ストレスは円形脱毛症などの原因にもなります。
    春は新生活による精神的な疲れが増えやすい時期なので、おおらかな気持ちを心がけましょう。

春は自律神経の変化や花粉、紫外線、ストレスなどが影響し、体調や頭皮・髪にトラブルが起こりやすい時期です。
髪と頭皮を清潔に保ち、紫外線対策やリラックスを心がけて、春の不調を乗り切りましょう。